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田田神社 島根県出雲市美保町821

田田神社は、『出雲国風土記』(733年)記載の古社です。(風土記には、「田田社」と記載)

「田(タタ)」と聞けば、崇神天皇紀の三輪山祭主の「大田田根子」を思い出します。いわゆる奈良の賀茂族の祖先です。
奈良の賀茂族も出雲地方にも、いずれかの時代に来て住みついていたんではないかと思っています。

実際、島根郡の郡司の少領外従六位上の神掃石君(みわのはきいしのきみ)という三輪一族の有力者がいたのだから、三輪一族の系統の神社があっても不思議はないはずです。松江市の多太神社もそういう系統の神社だったんじゃないかと想像します。

山の上の神社を発見、田田神社かと思いきや、高尾権現でした。

その山の下に、田田神社の案内板がありました。自動車の停めどころまで指示してあって大変助かります。


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唯浦  田田(たた)が唯(ただ)になったと思われます。


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うわー!長い石段です。


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案内に従い、自動車をフェンス辺りに停めて、いよいよ参拝です。鳥居までやっと登り切ったと思ったら、まだ石段がありました。


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ようやっと境内にたどりつきました。

田田神社 出雲市美保町821

祭神  美保津姫命 


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たくさん境内社があります。皆、きれいにされています。


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これは荒神さんですね。

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これが、山陰民族学会の本に書かれていた荒神さんなのでしょうね。


〝簸川郡北浜村唯浦の例で、氏神は事代主命を祀り、田田神社と称するが、由緒不明、そして伝えるところによるとその境内にある荒神の方が田田神社よりは古く、故に参拝してもまず荒神を拝んでから田田神社を拝まなねばならないとして、現に誰もが実行している。〟(山陰民俗学会 『山陰民俗叢書6 家の神・村の神』)

こちらの田田神社の社殿は、明治以降再建されたものです。だから、荒神さんが再建された田田神社より古いのか、そもそも元々古いのかは、文面だけからはわかりませんが、ここの荒神さんは、江戸時代には既にあったと思われます。

江戸後期の「出雲神社巡拝記」でも「今は社なし」と報告されている。慶応二年に同社を参拝した小村和四郎は「脇石玉垣、神木あり」「東の海辺の山本に、本宮といいて古来社地あり、幣を指してまつる」と書き残している。明治になり社殿も整えられ、風土記社名に復した。現在拝殿の扁額は「田田神社」となっている。〟(島根半島四十二浦巡り再発見研究会 説明版の一部より)





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by yuugurekaka | 2025-04-04 14:12 | 神社探訪 | Trackback | Comments(0)