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羽島神社と種子板碑

権現山 


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国道9号線を自動車で走っていると、権現山と鳥居が見える。

いつかは行ってみたいと思っていたが、安来市にお花見に行った帰りに寄ってみた。

今は、陸続きで権現山というが、奈良時代には中海に浮かぶ島で、「羽島」(はしま)という名だった。

羽島神社拝殿 島根県安来市飯島町297

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祭神は、大名持命・少彦名命。

大名持命と少彦名命がこの島に来て、思いがけない時、飯を食い給う故に羽島と言うそうだ。

出雲の俗語に昼飯と夕飯の間に不時に飯を食らうことを「ハシマ」を喰らうというのもまたこの故事によるとのこと。


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参道の左脇に不思議な祠(ほこら)があった。こんな形の祠は見たことがない。

それもそのはず。これは、種子板碑という仏教に関係したものだからだ。

ここの板碑は、応永二年(1395)─室町時代に建てられたものらしい。 詳しくは  ⇒ 権現山参道 大日種子板碑

板碑には大別すると「追善供養塔」と「逆修作善塔」の2種類があるようだ。

「追善供養塔」が亡くなった方を供養するために建てられるもので、「逆修作善塔」は、建立者がまだ生きている内に自分やその家族の死後の安楽を願って造られたもので、こちらは、後者の方だそうだ。


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何が書いてあるかさっぱりわからないが、これは漢字ではなく、梵字(古代インドの文字、サンスクリット語)で、様々な仏尊を表しており、これが種子(しゅじ)と言うそうである。

上の板碑には、胎蔵界大日如来、下の板碑には、大日金剛界大日如来と阿弥陀三尊、勢至、観音と刻まれているとのこと。

板碑について詳しくは⇒ 板碑の説明

昔は、神仏習合であり、権現山の中腹にはお寺があったと言われている。

神社巡りをしても、それは近代に再編されたものを見ているのであり、なかなか古代までにたどれない。







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by yuugurekaka | 2024-05-18 20:04 | Trackback | Comments(0)