2021年 08月 21日
柳楽(なぎら)姓の起原 出雲振根



もう一つの鳥取県米子市の「奈喜良」と「柳楽」との関連を調べてみるに、同じ「なぎら」という以外にわからない。しかし、ここの奈喜良は、隠岐島の海士町の奈伎良比売(なぎらひめ)神社と関係がないだろうか。この奈伎良比売は、宇受賀命神社の祭神の宇受賀命(うつかのみこと)の娘とも云われ、伊予国から船出して日本海に入ったら暴風雨に遇ったが、遠くに見える一点の火をたよりに進んで、海士町の豊田の地に永住して産土神となったと云われている。どういう神かさっぱりわからないが、宇佐家(大分の宇佐神宮の社家の一つ)の伝承では隠岐に元々宇佐族が住んでいたというから、もしや、宇佐族系統の関係か? 詳しくは→ 古代出雲への道 稲羽の素兎(しろうさぎ) ウサギ族とワニ族あるいは隠岐島には、海部や磯部も当然いたから、ざっくり海人(あまびと)の神かもしれない。関連記事⇒ 出雲振根命と神宝事件

