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えびす神の謎 ③ヒルコ ヒルメ

■ 大日孁尊 

神社の文書などみると、天照大御神のことを、大日孁尊(おおひるめのみこと)、大日女尊などのように表記されている。
そこから、想像すると、ヒルメ=太陽の女神、ヒルコ=太陽の男神という説が浮かんでくる。

『平凡社世界百科事典』にも、以下のように書いてある。
以下の『日本書紀』の記載は、「本書」であって、「一書」(あるふみ)では無い。※一書は、別の説

〝《日本書紀》では,ヒルコは日の神=大日孁貴(おおひるめのむち)(天照大神),月の神=月読(つくよみ)尊と同時に生まれ,〈三年になるまで脚猶し立たず〉とある。ヒルコ―ヒルメの音の類似から,いっしょにされたものであるらしい。〟 (株式会社平凡社世界大百科事典 第2版)


一人女神社  島根県松江市玉湯町大谷1329

祭神 天照大御神、天忍穂耳命、天穂日命、天津彦根命、活津彦根の命、熊野久須毘命

『出雲風土記抄』(1683)年には、「大谷村壹賣社あり」と書かれている。

「ひとひめ」あるいは、「ひとりめ」と読むのらしいが、「ひるめ」からの転訛でないだろうか?

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■ ヒメヒコ制


ヒルコ、ヒルメと聞けば、「ヒメヒコ制」が頭に浮かぶ。

言葉尻にこだわると、ヒルヒコ、ヒルヒメなんだろうけれど。だれの説なのか、ウィキペディアで調べたら、高群逸枝氏の説であった。

〝高群逸枝が自著『母系制の研究』(1938年)において提唱した仮説によれば、ヤマト王権が成立する前後の古代日本では、祭祀的・農耕従事的・女性集団の長のヒメ(あるいはミコ、トベを称号とした)と軍事的・戦闘従事的・男性集団の長のヒコ(あるいはタケル、ワケあるいはネを称号とした)が共立的あるいは分業的に一定地域を統治していたとされている。

 また、高群によれば、『古事記』、『日本書紀』、『風土記』などの文献には宇佐地方(豊国)にウサツヒコとウサツヒメ、阿蘇地方にアソツヒコとアソツヒメ、加佐地方(丹後国)にカサヒコとカサヒメ、伊賀国にイガツヒメとイガツヒコ、芸都(きつ)地方(常陸国)にキツビコとキツビメがいたとしている。 ならびに『播磨国風土記』では各地でヒメ神とヒコ神が一対で統治したとしている。〟(ウィキペディア ヒメヒコ制)

火明命の妻神である、「高照姫命(天道日女命とも云う)が天照大御神のモデルではないか」という自分の仮説から考えると、ヒメヒコ制の原理では、事代主命がヒルコになる。

海部氏勘注系図』『先代旧事本紀』で読むと、事代主命は高照姫命の兄だからである。

◇ 国宝 海部氏勘注系図 巻首(原本 漢文) 抜粋 ◇

始祖 彦火明命

またの名 天火明命 またの名 天照國照彦火明命 またの名 天明火明命 またの名 天照御魂命。

この神は正哉吾勝勝也速日天押穂耳尊の第三の御子にして、母は高皇産霊神の娘 栲幡千々姫命です。

彦火明命が高天原に坐しし時、大己貴神の娘―天道日女命をめとって天香具山命を生みます。

天道日女命はまたの名 屋乎止女命と云います。

大己貴神は、多岐津姫命、またの名 神屋多底姫命をめとって、屋乎止女命、またの名 高光日女命を生みます。



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by yuugurekaka | 2020-07-30 13:23 | 美保の事代主命 | Trackback | Comments(0)