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荒神さま (1)   志多備神社

昨年の今頃だったか、生前の漫画家水木しげるさんと、作家の荒俣宏さんが、出雲を旅する番組が山陰放送で放送されました。(「水木しげる 93歳の探検記」山陰放送 TBS系)その中では、水木さんが幼少の頃 妖怪の話を聞かせた「のんのんばあ」の美保関町の生地、美保神社、島根町の加賀の潜戸、平田の一畑薬師、立石神社、そして、ここの志多備(したび)神社を訪問してまわられました。幼いころの水木少年は、ここの神社の神木を見て「八岐大蛇だ。」とおっしゃったそうです。樹齢はわかっていないけれど、テレビ番組では、たぶん500年は経っているような話がありました。樹幹は9本に分かれているが、一本は枯れており、文字通り八つの大蛇が空に向かってクワッと泳いでいるようにも見えます。(ちなみに八というのは、実数の八ではなく聖なる数字であったようです。


志多備神社の総荒神の宿る神木 スダジイ(しいの木)

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さらには、巨大な藁蛇(わらへび)が、くちを大きく開けて、神木に巻き付いています。
ものすごい迫力である。

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スダジイの説明版 
「八雲村」となっている。現在は、「松江市八雲町」であるが、平成の合併前の表示板だ。

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出雲地方の神社というのは、大半が創建の時期がわからない。出雲風土記(733年)には記載されているので、少なくとも 奈良時代にはここの神社が存在したということです。また神社の名前が、「したび」とか「うるふ」とか、不思議な名前で意味がわかりません。縄文時代からの言葉なのか、はたまた渡来のことばなのか、納得ある説明を聞いたことがありません。


志多備神社 松江市八雲町西岩坂1589番地

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参道にも スダジイの巨木がありました。また鳥居の左手(北)の山の方にも、巨木が見えました。

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志多備神社 本殿
主祭神は現在、伊弉諾尊・伊弉冊尊、配祀神が、天照大神・月夜見命・保食尊・天能利刀神天照大神・天能利刀神



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さて、この荒神(こうじん)さまであるが、その起源は古く、また出雲地方だけではなく、全国に荒神信仰が存在します。
歴史が長いだけに、仏教などと習合した、三法荒神がありますが、ここでは、地荒神(屋敷荒神や竈荒神を除く)と言われる山陰地方の荒神信仰について書きます。
⇒ ウィキペディア 荒神

山陰地方では、出雲地方(ここでは島根県東部)や鳥取伯耆地方の荒神祭り(伯耆ではモウシアゲとも呼ばれる)は、国の無形民俗文化財に指定されています。

⇒ 出雲・伯耆の荒神祭 文化遺産オンライン

また島根県西部の石見地方でも、「大元神」と呼ばれる藁蛇が神木に巻かれます。



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by yuugurekaka | 2016-09-11 10:29 | 荒神様 | Trackback | Comments(0)