2014年 12月 02日
縁結びの神様 因幡の白うさぎ
白兎海岸
ここは 因幡の白うさぎ(稲羽の素兎)の伝説の地です。
“淤岐(おき)島に流されたウサギは、気多の前に渡ろうとする時、
和邇(ワニ)をだまして言いました。
「私と競争して、どっちの一族が多いかを数えようではないか。
お前の一族をありったけ連れてきて、一列に並びなさい。」
それで、ウサギはワニを数えて その上を飛んで渡りました。
しかし、だましたことがバレて、ワニに皮を剥がされてしまいます。
痛くて泣いていると、大穴牟遅神(大国主命)の八十神(異母兄弟達)に出会います。
因幡の国の八上姫(やがみひめ)に求婚する旅の途中でした。
意地悪な八十神は、「海水を浴びて風に当たって寝ていなさい。」と、教えます。
うさぎは、治るどころか、よけいヒリヒリして ひどくなってしまいます。
そこへ、兄弟神たちの荷物を一人で背負わされていた大国主命に出会い
「真水で体を洗って、蒲黄(ガマ)の上に寝転べば、治るだろう」と教えました。
その通りにしたら うさぎの体は元通りになりました。
元気になったウサギは喜び
「八上姫は、あなたを選び結婚するでしょう。」と予言しました。
そして、八上姫は、八十神ではなく、大国主命を結婚相手に選びました。”
学校で習う話は、ハッピーエンドですが、古事記には続きがあります。
その後妬んだ八十神に、2度も殺され(生き返る)
執拗に追われます。
一度目→赤猪岩神社 手間山
二度目→大石見神社
因幡の白うさぎの話ですが、様々な説があります。→ウィキペディア 因幡の白兎
淤岐ノ島(おきのしま)と気多之前(けたのさき)
私が、子供の頃は、日本にワニはいない、だから、これは、サメであると
習いましたが、ウィキペディアを見ますと、さまざまな説があり驚きます。
南洋の神話が流れて来たので、ワニでもおかしくはない、
そんな感じもします。
また、鳥取県東部の神話ではなく、
宗像大社の沖ノ島のことで
ウサギは兎神、すなわち宇佐の神、宗像一族のことで
多くの船をもっている安曇一族の力を借りて
宗像一族が、沖ノ島から陸地に引き上げる時の
なんらかのトラブルを象徴とする説(梅原説)
など 様々な説があるようです。
淤岐ノ島(おきのしま)
また、この島そのものをうさぎとする見方もあるようです。
この島自体 うずくまったウサギのようにも見え、見え隠れする
岩礁が、ワニの背中のように見えなくもないです。
(山陰中央新報社発行 「神話のふるさと」より)
白兎神社 鳥居
道の駅 「神話の里 白うさぎ」のそば、参道入り口があります。
道の駅には、神社参拝や白兎の丘参拝のツールが販売していました。
御身洗池(みたらしのいけ)
社殿の前には、ウサギが体を洗ったとする いかなる天候でも水量が変わらない
不増不減の池があります。
白兎神社は皮膚病や火傷に御利益があるとされています。
白兎神社 拝殿
白兎神社本殿
菊座石
「本殿を支える土台石(六ケ)に菊の紋章が彫刻(二十八弁)してある。
近郷の社はもちろん、全国的にも珍しい。神社創設が皇室と何らかの
関係があったものと云われている。」(境内の説明版より)
鳥取県八上郡には、因幡の白兎伝説とは別に
天照降臨神話があり、うさぎが天照大神を道案内したという伝説が
あるそうです。
詳しくは ウィキペディア 白兎神社の 「内陸部の白兎神社」 →ウィキペディア 白兎神社
八頭町にある白兎にゆかりのある神社の詳しい説明があります。
→とっとり 旅の生情報
白兎の丘 愛の鐘
気多之前の展望台には 愛の鐘がありました。
一人で登って 鳴らして お祈りしました。
縁結びの神様。
白兎神社には、
もう 縁は結ばれているのに…。
ウサギとワニですか…
不思議な神話ですね。
「愛の鐘」は、そんな不思議な力に
肖れそうな気がします。
ええ 実際のところが何が本当かわかりませんね。
まあ 書いてある通りに 想像するのが
一番いいのではないでしょうか。
言葉じりで ダジャレみたいですが
同じ言葉だから これはこれで…とあれこれ解釈して
スト—リーを作り出すと
よくわからない話になるのかなあと 思います。
>
> 今はカップルというらしいです。
えっ そうなんですか?
使われる言葉は時代と共に 変化するもんですなあ。
昔使われた 和製フランス語らしいですね。