カミムスビの神に派遣された2女神の一神の
蛤の神 ウムギヒメ は ウグイスになって 法吉神社に祀られていますが
一方のキサガイヒメは、松江市島根町にある加賀神社(かかじんじゃ)に祀られています。

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出雲風土記によれば、
“加賀(かか)郷。−略ー。佐太大神のお生まれになった所である。
 御母である神魂命の御子、支佐加比売命(きさかひめのみこと)が
 「暗い岩穴である。」とおっしゃって、金の弓をもって射られた時に、
 光りかがやいた。【原文…光加加明きき】だから、加加という。”
(島根県古代文化センター 編 より)

この佐太大神というのは、出雲四大神の一神で、
松江市鹿島町の佐太神社に祀られています。→母神イザナミをしのぶ神在月 佐太神社

加賀神社 本殿。
キサガイヒメは女神なので、千木が女千木です。

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加賀神社は、日本海に面した加賀漁港のすぐ近くにあります。
この加賀には、二つの潜戸(くけど)があります。 →ウィキペデア 加賀の潜戸

潜戸というのは、洞窟であり、新潜戸は佐太大神が生まれたという
加賀神社の旧社地があった所です。
だから、加賀神社のことを潜戸太神宮とも言います。
 旧潜戸は、仏になった子供らが親を慕い小石を積み上げたと伝えられる
「賽の河原」があります。

二つの潜戸は、遊覧船で見ることができます。
詳しくはこちらに→潜戸観光遊覧船

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加賀神社 拝殿。
ここの拝殿には、6つの絵馬が奉納されています。 →NHK 新日本風土記 島根・加賀神社の絵馬

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私が、加賀神社を参拝した時は遊覧船がでていませんでした。
機会あれば、二つの潜戸を見てみたいと思います。



by yuugurekaka | 2014-08-10 01:12 | カミムスビ

松江市法吉町の市街地に法吉神社(ほっきじんじゃ)があります。
主祭神は、宇武加比比売命(うむかひひめのみこと)で、ウムギヒメと同神です。

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ウムギヒメというのは、古事記では 大国主命が鳥取県西伯郡南部町で
異母兄弟に焼けた大きな石を抱きかかえさせられ 亡くなった時→赤猪岩神社
大国主命を蘇らせるため
カミムスビの神に派遣された2女神の一神です。
キサガイヒメは赤貝の神、ウムギヒメは蛤の神です。→ウィキペデア 「キサガイヒメ・ウムギヒメ」

本殿を後ろから見た所です。女神なので、女千木ですね。
神紋が、菊です。出雲地方では、私はあまり見たことありません。

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下記は、古事記の話ですが、出雲風土記ではカミムスビ(神魂命)の御子と
なっています。

“大国主の神話で、たくさんの兄神たちである八十神から嫉視された
大国主神が、八十神が猪と偽って山上より転がした焼ける岩を抱き
止めて焼け死んだところへ、神産巣日之命の命令によって両神が
派遣され、キサガイヒメが「刮(きさ)げ集め」、ウムギヒメが「持ち承
(う)けて、母(おも)の乳汁(ちしる)を塗り」て[2]治療を施すと大国
主神は蘇生したとある。” (ウィキペデア 「キサガイヒメ・ウムギヒメ」より)

出雲国風土記では、その後 宇武加比売命(うむがひめ)が
ウグイス(法吉鳥 ほほきどり)になって飛んできて、ここに鎮座したため
この地を法吉と呼ぶ様になったと云うそうです。→ウィキペディア 法吉神社
なお いまでこそ ウグイスといえば 「ほーほけきょ」ですが
仏教伝来後の聞き倣し(ききなし)から、「法、法、法華経」と
置き換えられるようになったらしいです。
大昔は、ほう、ほうききょう 「法、法吉郷」だったのかもしれません。

旧社地は現社地の北東にあるうぐいす台の団地の北側の奥だそうで
「伝宇武加比売命御陵」とされた方墳があります。

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さらに上に登って、山の中に入ったら、小さな祠がありました。ここが、旧社地なのでしょうか。

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by yuugurekaka | 2014-08-08 22:59 | カミムスビ