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出雲の祖神?  出雲大社摂社  出雲井社

出雲の祖神?  出雲大社摂社  出雲井社_e0354697_15055405.jpg


出雲大社から、国道431線を東に車を走らせ約10分。
「みせん広場」という駐車場に車を止め、歩いて10分のところに
弥山の麓にこの小さな社があります。
春先に参拝すれば、桜が満開で さぞ美しかったろうと
思います。

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 この神社の説明版にこのように書かれていました。

 出雲大社摂社
  出雲井社いずもいのやしろ (出雲路社 いずもぢのやしろ)
  御祭神 岐の神(くなどのかみ)

 勇武にして地理に明るく、
 大国主神が“国譲り”の際、
 大神の命により経津主神(ふつぬしのかみ)に
 付き添い諸国を平定し
 国土を統一せられた巧神です。


国譲りの後、天津神を連れて 回った神様は
日本書紀では 猿田彦命です。
あと、天孫降臨神話では、ニニギノミコトの道案内をした神としても出てきます。

出雲の祖神?  出雲大社摂社  出雲井社_e0354697_15055541.jpg


この岐の神ですがウィキペディアではどうなっているかというと
「巷の神(ちまたのかみ)または辻の神(つじのかみ)とは、日本の民間信仰において、疫病・災害などをもたらす悪神・悪霊が聚落に入るのを防ぐとされる神である。道祖神、塞の神(さえのかみ)とも」→Wikipedia 岐の神
交通の神、道祖神、賽の神… サルタヒコと同神ということになっています。

しかし、多くのブログでは、
『謎の出雲帝国』(吉田大洋氏著、
1980年、徳間書店刊)からの引用で
出雲神族の祖神として この岐神(くなどのかみ)が
クナト大神と されているようです。

また、民俗学者の谷戸貞彦氏によれば (「幸の神と竜: 古代が分る鍵」より)
主神を「久那斗の大神」妻神を「幸姫の命(さいひめのみこと)」で
息子神を「サルタ彦大神」ということであり
双体道祖神は、現在 猿田彦命とアメノウズメノミコトの夫婦神と
されていますが、そうではなくて元は
「久那斗の大神」「幸姫の命」の夫婦神と述べられていました。


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by yuugurekaka | 2014-11-01 15:33 | Trackback | Comments(0)